高さ23メートルもの巨大な立佞武多。その迫力は「7階建ての建物を動かすようなもの」という評判らしい。来年のサンバカーニバルにやってくる「鹿島大明神と地震鯰」は残念ながら、サンボードロモの高さ制限により、土台部分付きの完全体では見られない。ところで、カーニバルの審査員にとって〃インポルタード(輸入)〃の山車は減点対象にはならないのか? パレード全体の雰囲気からその部分だけ浮かさない演出が、カルナヴァレスコの腕の見せ所だろう。
◎
福祉4団体による慈善夕食会では、毎年一人に新車が当たるが、これは11年前に始まった匿名のA氏の寄贈によるもの。もともとは「各団体に1台ずつ寄贈してお終い」との話だったが、「これを呼び水に、より効果的な使い道を考えたら」とのA氏のアドバイスを検討した結果、この夕食会が企画された。運営の努力が評価されたか、寄贈が毎年続いている。頃末アンドレ・こどものその理事長は「夕食会のおかげで、毎年4団体が1台ずつ車を買えるようになったし、団結力も一層強まった」といいことずくめのよう。
◎
来月6、7日に開催される『第6回国際将棋フォーラムin静岡』に、ブラジルからはジェームズ・M・トレド、オオクマ・ユタカさん(二世)の2人が出場する。15日午後3時からブラジル将棋連盟会館で激励会が開かれるそう。ジェームズさんはサンパウロ州の誇る元チェス王者。勝負では初訪日なだけに、敢闘を期待したい。