リオ市北部コレジオ区のガソリンスタンドで15日夜9時過ぎ、燃料補給中の天然ガス車で爆発が起き、車内にいた9歳と8歳の男児2人が即死した。
死亡したマテウス・マギノ・ロザニ・デ・オリヴェイラ君(9)とグスターヴォ・デ・ソウザ・オリヴェイラ君(8)はいとこ同士で、マテウス君の父親のジョルジ・マギノ・オリヴェイラ氏(44)が運転する車でフェスタに行った帰りだった。
ジョルジ氏は爆発の瞬間は車外に出ていたが、ガスボンベに最も近い後部座席に座っていた子供達は、前部座席に叩きつけられた形になって即死した。
ジョルジ氏は軽傷でスタンド内で治療を受けただけで済んだが、ショック状態で、消防や警察が駆けつけて、現場検証を行う間、別の部屋で休ませる必要があった。同伴していた妻のエディネイア・ロザネ・オリヴェイラさん(47)とレチシア・オリヴェイラさん(19)は市内の病院に運ばれて治療を受け、16日午前中に退院許可が出た。
爆発音は100メートル先の民家でも聞こえ、ガスボンベは車の後方に3メートル余り吹き飛ばされた。ガソリンスタンドの天井も爆風で天井板が何枚も外れるなど、相当な被害を受けた。ガソリンスタンドの従業員の一人は、子供達の姿を見て気絶したという。
爆発の原因は調査中だが、警察では、燃料補給用のポンプの不具合、ガスボンベなどのメインテナンスの不備、ガスボンベなどの機材の設置または製造過程の問題の三つの可能性を挙げて捜査を進めている。
ジョルジ氏の親戚によると、事故が起きた車は最近、車検を受けたばかりで、何も問題はなかったという。ガソリンスタンドの弁護士も、同スタンドは10年以上営業しており、書類は全て整っているし、メインテナンスも定期的に行われていたという。(15日付O Dia、17日付エスタード紙などより)
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