イタリリー市の女性市長はPトレド百周年式典で、「来年は我が市でも日本移民入植百周年と聞いています。沖縄系の皆さん、イタリリーでも立派な式典を楽しみにしていますよ」と催促した。イタリリー関係者によれば、すでに大きな会館もあり、来年に向けて構想を練っているところだとか。これから、毎年あちこちで百年祭が繰り広げられることになりそうだ。
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ペドロ・デ・トレド入植百年祭を主催したのは実行委員会で、「アレクリン日本人会」が母体。現市名のペドロ・デ・トレドは1937年に名付けられたが、同団体は今も旧地区名を使う。というのも、元々はイグアッペ郡アレクリン地区だが、その命名も1929年。つまり、1914年に終わった鉄道工事で住み付いた沖縄移民は、その旧名の命名以前から住んでいた。長い歴史の一端が今も団体名に刻まれている。