「国際将棋フォーラム」にブラジル代表として参加するジェームス・M・トレドさん(54)は、今月22日から東京で行われる日本チェス協会主催の「第38回ジャパンオープン」にも参加する。
同大会には、日本チェス界で最強の男・羽生善治名人も参加する。将棋だけでなく、実はチェスも最強なのだとか。
対するジェームスさんは元々サンパウロ州チェス王者、ブラジル2位の実力の持ち主だ。将棋では羽生名人に歯も立たなくとも、「インターナショナル・マスター」の称号を持つチェスならば、実は格上。羽生名人に勝つ見込みもある(?)とか。
5年前に将棋を始めて以来、ジェームスさんにとって、羽生名人は「憧れの存在」であり、自分が得意なチェスでの対決は願ってもないことだろう。
将棋を習い、チェスを教える。ジェームスさんの盤上での日伯交流にこれからも注目だ。(石)