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エスカレーターで事故=9カ月の女児、右手失う

 パラナ州ポンタ・グロッサのショッピングセンターで27日午後、エスカレーターに座った9カ月の女児が側壁に触れて右腕を巻き込まれ、ひじから先をもぎ取られるという事故が起きた。
 消防によると、両親が娘の写真を撮ろうとしてエスカレーターに座らせたところ、バランスを崩して側面に触れ、右腕が巻き込まれた。消防が応急処置を施す間、母親は「助けようとしたけど間に合わなかった」と語っていたという。
 28日に行われた現場検証ではエスカレーターそのものの問題は指摘されておらず、警察は両親の不注意が原因と見なしている。女児はヴィセンチーノ病院に入院しているが、容態は安定しているという。
 専門家は、エスカレーターを利用する際は、エスカレーターの側面に貼られた注意書きなどにもあるように、子供は大人が手を引き、両端にある黄色いマークに触れないよう真ん中に乗せるなどの注意を守るよう、改めて警告。高齢者や小さな子どもはバランスを失いやすいため、可能ならばエスカレーター以外の手段を選ぶ方が賢明だという。乳母車や車椅子を利用している時や、丈の長い服や紐のある靴などはより一層の注意が必要となる。(28日付G1サイトより)