クラブチームによる女子サッカーの国際大会『ネスレカップ 国際女子サッカークラブ選手権2014』(11月30日開幕、東京など)に参戦するサンジョセECを招き、在サンパウロ日本国総領事館(福嶌教輝総領事)が18日、総領事公邸で激励会を行なった。監督夫妻と22人の所属選手が出席し、日本での活躍を誓った。
同チームはコパ・リベルタドーレス・フェミニーナ(南米女子クラブ選手権)2013年大会で優勝し、ネスレ杯の出場権を獲得。日本から浦和レッズ、岡山湯郷の2チーム、欧州代表アーセナル(イングランド)、豪州代表メルボルン・ビクトリーなど史上最多の6チームが世界一の座を争う。
来賓の日系5団体代表がエールを送り、福嶌総領事は「ブラジルで生活している者として、ブラジルチームの健闘を願う」と激励した。地元出身の西本エリオサンパウロ州議、カルリーニョス・アルメイダ市長も駆けつけ日本での活躍を期待した。
アジウソン・サントス監督は、「ブラジルは男子サッカーだけでないところを見せたい。攻撃的で個人技を生かしたプレースタイルが自慢だが、チームとしても機能させたい」と、組織力アップをキーワードに挙げた。
DFブルーナ・ベアトリス・ベニテス主将(29)は「日本チームは冷静で規律正しい。苦しい場面でもミスを繰り返さない」と特長を分析、エースのMFアンドレッサ・アルベス・ダ・シルバ選手(22)は「日本のクラブチームも強豪だが、決勝まで残りたい」と力強く語った。