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ライトアップされたイビラプエラ公園の木々(Oswaldo Corneti/Fotos Publicas)
ライトアップされたイビラプエラ公園の木々(Oswaldo Corneti/Fotos Publicas)

サンパウロ市=クリスマス行事がスタート=「自転車の年」を意識した飾りも

 毎年恒例となったサンパウロ市イビラプエラ公園のクリスマスツリーは、過去12年で初めて協賛会社が現われず、サンパウロ市が全額を負担してツリーを取り付けることになった。
 サンパウロ市役所が経営する観光イベント会社SPTurisによると、ツリーの直径は30メートル(以下M)、高さは昨年より4M低い54M。制作費は200万~300万レアルと見込まれ、12月13日に公開される。
 サンパウロ市は市内全体のクリスマスデコレーションに890万レアルの費用をかけると、SPturis社長のウィルソン・ポイ氏は発表した。約2万5千本の木々が去年より百万個多い、7百万個のランプで飾られる。
 公式にはクリスマスイルミネーションなどの一連の行事「ナタル・イルミナード」は、オディロ・シェレル大司教の司式による11月29日のセー広場でのミサで始まり、市内南東部エリオポリス地区交響楽団の演奏とジェンチ合唱団の合唱が披露された。
 サンパウロ市も民間企業との共催で、市内で行なわれるクリスマスを祝う行事に参加する。一例はチエテ川に架かるエスタイアジーニャ橋のイルミネーションだ。同橋には光ダイオードの管を巻きつけた2Mの大きさの星が飾られ、毎日午後7時から午前5時まで明かりが灯る。市の南部、ピニェイロス川にかかるオクタビオ・フリアス・デ・オリベイラ橋も同様に、12月8日より毎日午後7時から午前5時までイルミネーションが施される。
 イビラプエラ公園内の噴水も12月1日より、午後8時半からと9時から30分の長さで音楽と光に合わせて噴水をスクリーンとする光のショーが行われる。オスカル・フレイリ街でも、1・2キロに渡って、110本の街路樹が800のライトで飾られる。
 サンパウロ市役所の前、お茶の水橋でも、高さ9Mのサンタクロースが自転車にまたがってペダルを漕いでいるモニュメントが12月6日より置かれる。これは2014年にハダジ市長(労働者党・PT)がサンパウロ市に自転車レーン設置を積極的に推進した事をPRするためのものだ。
 パウリスタ大通りでもサンタクロースが自転車で走る。12月13、14、20、21日にはとなかいの代わりに自転車に引かれたソリが走る事になっている。このソリはおり、土曜日の午後5時から10時まで同大通りのサイクリスト広場に置かれた後、クリスマス用に用意された特別の自転車レーンを午前2時まで走り続ける。日曜も同様。12月7日には同大通り恒例のクリスマスの飾りが施された舞台が設置される予定だ。(11月29日付エスタード紙より)