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ミナス州=判事が犯罪組織と結託=賄賂の見返りに便宜供与

 ミナス・ジェライス州地方裁判所(TJ)は、PCCやコマンド・ヴェルメーリョなどを含む、刑事犯罪組織や麻薬密売組織に便宜を図った疑いのある判事に対する調査を開始した。
 この判事は犯罪者達から賄賂を受け取り、それと引き換えに司法判断を捻じ曲げた疑いをかけられている。判事の弁護側は告発を否定している。
 問題の判事はアマウリ・デ・リマ・エ・ソウザ氏で、再販防止のため、6カ月前から身柄を拘束されたままでいる。連邦警察は、ソウザ氏の農園で、使用制限のあるライフルも含む複数の武器を発見した。
 連警は、ソウザ氏が州の刑務所の幹部達からライフルを取得したと見て調査している。刑務所の幹部達も連警の調査の対象となっている。
 25人の裁判官で構成されるミナス州TJの特別機関は先週、ジュイス・デ・フォーラの裁判所で働いていたソウザ氏の調査を開始した。
 裁判所は銀行に情報提供を求め、ソウザ氏の口座を巡るが金の動きや彼が受けとった金の出所を調査し始めた。
 TJが始めた調査の報告官も既に任命された。この調査はソウザ判事に対して刑事訴訟を提起できる性質のものである。
 州検察局も、連邦警察の調査に基づいて、ソウザ判事に対する審査請求を行った。ミナス州TJによる調査は、連邦警察の捜査を無効化したり、連邦警察の捜査の代替になるものではなく、共に補完しあう事になる。
 ソウザ氏は今年の6月12日に逮捕された。ミナス州TJの特別機関を構成する25人の判事は全員、この逮捕は合法的だったと見ている。
 1日の時点では、ソウザ氏の弁護士、グスターヴォ・カルネイロ・メンデス氏はこの捜査に関する質問へのコメントを発表していない。(2日付フォーリャ紙より)