1日、今年のサッカー全国選手権のベスト・イレヴンが発表された。
このベスト・イレヴンは、ジャーナリストに加え、1部リーグ20チームの主将と監督が票を投じて行われるものだが、2014年の結果は以下のようになった。
【ゴールキーパー】ジェフェルソン(ボタフォゴ)、【センターバック】デデー(クルゼイロ)、ジル(コリンチャンス)、【サイドバック】エジージオ(クルゼイロ)、マルコス・ロシャ(アトレチコ・ミネイロ)、【ボランチ】ソウザ(サンパウロ)、ルーカス・シウヴァ(クルゼイロ)、【ミッドフィールダー】エーヴェルトン・リベイロ、リカルド・グラール(共にクルゼイロ)、【フォワード】ジエゴ・タルデッリ(アトレチコ・ミネイロ)、パウロ・ゲレーロ(コリンチャンス)。
2連覇となったクルゼイロから最多の5人が選ばれ、さらにコリンチャンスとアトレチコ・ミネイロから2人、サンパウロから1人と、いずれもリベルタドーレス杯出場の決まったチームから順当に10人が選ばれているが、ジェフェルソンは2部降格の決まったボタフォゴからの選出だ。これはジェフェルソンが控えながらW杯に出場し、W杯後のセレソン正守護神になっていることに敬意を表してのものだろう。今回のイレヴンのうち、タルデッリ、エーヴェルトン、グラール、ソウザ、ジル、ジェフェルソンの6人は、W杯後のセレソンにも選出されている。
また、現在17得点で得点王の座をほぼ手中にしているフレッジ(フルミネンセ)はW杯での不振のイメージが影響したか、選から漏れた。
年間最優秀選手には、クルゼイロの司令塔エーヴェルトン・リベイロが選ばれた。エーヴェルトンはセレソンでも、ウィリアン(チェルシー)が本調子でないときや疲れの見えたときに交代で入り、試合のペースを変えるなど、その評価が高まっているところ。今期中にはフランスの名門ASモナコのオファーもあったが、断っている。リベルタドーレス杯後には、かなり高額での欧州の名門への移籍がありえるだろう。
また、最優秀監督にはクルゼイロを2連覇に導いたマルセロ・オリヴェイラ監督、最優秀新人には今期10得点を決めた20歳のストライカー、エリック(ゴイアス)が選ばれた。(1日付アゴラ紙より)
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