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東西南北

 1日夜、サンパウロ市中央部イビラプエラ公園でクリスマスのショーが始まった。子供たちの聖歌隊が「ジングル・ベル」やジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」を歌って幕を開けたイベントの最大の見ものは、公園内の池の噴水の水に赤や黄色など色とりどりの照明をあてた光のショーで、水のスクリーンに映ったサンタの姿などが観客たちを和ませた。同公園ではこれから来年1月6日まで、午後8時30分と9時の2回、光のショーが繰り返される。入場は無料だ。また、サンパウロ市地下鉄4号線でもこの日、クリスマスをテーマにした特別電車の運行が始まった。サンパウロ市民が欲しいクリスマス・プレゼントは、やはり雨か。
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 11月30日、大サンパウロ市圏グアルーリョスのレジデンシアル・パルケ・クンビッカで、ヘルメットで顔を隠した2人組の男性がバーの外にバイクで近づき、6人に対し発砲を行った。この襲撃で4人が死亡、1人が腹部を撃たれ、重症で入院中、もう1人が腕を撃たれ、病院で手当を受けた。死亡した4人のうち2人は犯罪歴があり、そのうちの1人が所有していたカバンの中からはコカインが見つかったことから、警察では麻薬取引に伴う犯罪と見て捜査中だ。
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 サッカー世界一選手を意味するバロンドールの最終候補3人を、FIFAが1日に発表した。ネイマールは選外となり、リオネル・メッシ、クリスチアーノ・ロナウドの2人と、W杯を制したドイツのキーパー、マヌエル・ノイアーが残った。W杯での対ブラジル代表戦で、大量リードの中、1点取られただけで悔しそうにしていたあの彼だ。