2014年12月2日3人の若手デザイナーの企画が、クリチバ市市街化計画・調査研究所(Ippuc)の協力の下で、ユネスコのクリエイティブ・シティズ・ネットワークのデザイン部門で、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、名古屋(日本)、深圳・上海(中国)、ビルバオ(スペイン)、グラーツ(オーストリア)と共に世界でも特色のある都市の一つに認定された。
今回の受賞のきっかけは、2013年半ばにジュリアナ・マユミ・オガワ、ブルーノ・パチアス・ボルピ、チアゴ・アウベスの3人の若手デザイナーがIppucを訪ね、クリチバ市がユネスコ・クリエイティ・ブシティズ・ネットワークのデザイン部門に立候補する事を働きかけたことで始まった。
Ippuc所長のセルジオ・ポヴォア・ピレス氏をコーディーネーターとするグループは、デザインや創造性、技術開発の各分野におけるクリチバの取り組みを紹介する報告書を作成するとともに、ユネスコデザイン都市として既に表彰された世界各国の都市からの支援の手紙も集めた。
ユネスコの賞を受けると、町の広報などにもその事を記載する事が出来、自治体への投資も促進されるようになる。Ippucのピレス所長は、「今回の受賞でクリチバ市はデザイン部門で革新的な都市として世界中で認識されるようになるはずです。私たちはこれによって、創造性と技術革新を通じてクリチバ市を発展させるためにデザインを重視し、2018年の世界デザイン首都の栄誉を掴むという、グスタボ・フルエット市長が打ち出した戦略的意思決定に基づいた目標に向ってまい進する事が出来ようになりました」と喜びの声を上げた。(3日付フォトス・プブリカ
スより)