サンパウロ市南部ヴィラ・マリアナのアパートで、8歳の子供の提案を住民皆が実行したおかげで、アパート全体の水の使用量が減り、水道公社のボーナスももらったと4日付G1サイトが報じた。
このアパートで水の使用量が減ったのは今年初めて。11月の水の使用量は452立方メートルで、10月の527立方メートルより14%余り使用量が減った。これにより水道料金は、ボーナス(割引)込みで1341・36レアルの節約となったという。
これは、アパートに住む8歳(当時7歳)の男児が学校で聞いた、シャワーの水が温まるまでの間に流れる水をバケツに溜め、トイレを使った後で流すのに使うという節水方法を自宅でも行おうと両親に話したのがきっかけだ。
両親がこの話を書いた紙を他の住民が見える所に貼ったところ、皆が関心を示し「いいアイデアね」「私も始めたよ」といった書き込みも。住民全体が同様の取り組みを行った結果、12月の始めに来た請求書によって、今年初めて水の使用量が減った事が確認されたという。