かねてから、保育所に入園できない幼児が多いことで知られていたサンパウロ市だが、同市が発表した最新統計によると、今年11月の入園待ちの3歳11カ月までの幼児の数は18万7535人となり、2007年6月に統計を発表しはじめて以来、最多となった。過去の最悪記録はジルベルト・カサビ前市長時代の12年9月の17万858人だった。フェルナンド・ハダジ市長が13年1月に就任して以来、保育所の受け入れ人数は約3万人増えてはいるが、供給が需要に全く追いついていない。サンパウロ州地裁は昨年、市に対し、16年までに10万5千人分の受け入れを増やすよう通達しているが、どうなるか。
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3日、サンパウロ市中央部レプブリカのコンセリェイロ・クリスピアーノ通りにあるUNIESP(サンパウロ大学)の校舎の12~13階で火災が発生。14階で勤務していた女性事務員エリアナ・キンチーノさんが意識不明の状態で見つかり、消防隊が病院に運んだが死亡した。この校舎では午前中にも小火が発生しており、エリアナさんが被害にあったのは3度目の火災だった。この建物は消防署の認可を受けておらず、校内には試験を受ける学生や教師たちが大勢いたという。
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カタールのドーハで開催中の水泳の世界短水路選手権で4日、男子200メートル・メドレー・リレー決勝でブラジル代表が見事優勝を飾った。泳者はギリェルメ・ギド(背泳)、フェリペ・フランサ(平泳ぎ)、ニコラス・サントス(バタフライ)、そして北京五輪金メダリストのセーザル・シエロ(自由形)。リオ五輪に希望が生まれた。