ホーム | 日系社会ニュース | 池崎グループ=福祉7団体に車椅子寄付=ビューティ・フェア10周年で=入居者に「美容の日」も
タデウ部長、菊地会長、小林会長と「美容の日」に訪れた福祉部利用者
タデウ部長、菊地会長、小林会長と「美容の日」に訪れた福祉部利用者

池崎グループ=福祉7団体に車椅子寄付=ビューティ・フェア10周年で=入居者に「美容の日」も

 ラ米最大の美容商品見本市「ビューティ・フェア」を主催する池崎グループのビューティ・フェア社が4日、サンパウロ日伯援護福祉協会に10台の車椅子の寄付を行なった。同イベントが今年で10周年を迎えたことを記念して実施されたもの。憩の園、こどものその、ABRELAなど非日系含む、計7福祉団体に10台ずつ車椅子が寄付された。贈呈式後は同社のスタッフが「美容の日」(Dia da Beleza)として散髪や化粧を施すサービスを行い、約50人の福祉部利用者の笑顔が広がった。

 池崎グループによる援協への寄付は、今回が初めて。贈呈式に訪れた同社インフラ部長のタデウ・チャラウプカさんは「ビューティ・フェア10周年を記念して、社会福祉事業を始めることにした。これからも続けていきたい」と話した。
 同社の慈善事業を後援する小林パウロ・インスティチュートの小林ヴィットル会長も「色々な美容関係の企業をたくさん巻き込み、毎回事業を拡大していきたい」と意気込んだ。
 菊地義治・援協会長は同社の厚意に感謝を述べ、「池崎グループが福祉団体に寄付を始めてくれことを、心から歓迎したい。今日は化粧や散髪をしてもらえるそうなので、皆さん若く、もっときれいになってください」とにこやかに挨拶をした。
 贈呈式後は「美容の日」と称して散髪、爪の手入れ、化粧の無料サービスが行なわれた。参加者らは美容スタッフの周りを取り囲み、化粧品や化粧道具のメーカーを熱心にチェックしてメモしたり、プロの化粧で垢抜けた友人に賞賛を送ったりと、楽しいひと時を過ごした。この「美容の日」は、車椅子贈呈式と共に各団体でも実施され、喜ばれた。