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ブラジル政府が外国語学習支援=「国境なき言語」に日本語も

 ブラジル教育省(MEC)が先月17日、外国語学習を支援する新プログラム「国境なき言語」(Idiomas sem Fronteiras, IsF)を発表した。大学・大学院生と教員を対象に、英、フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、日本、中国の7カ国語の無料講座を実施する。
 ブラジル政府の奨学金プログラム「国境なき科学」などの留学制度を利用し、国外の大学に進学する学生の支援が目的。目下、英語とフランス語のみ開講しており、他言語コースは順次開講される。外国人向けポ語コースも予定されている。
 8日に受付を締め切ったばかりのフランス語講座は、連邦・州立大学をはじめとする95教育機関から1500人が募集された。「国境なき科学」の対象コースの学生、2010年以降に中等教育全国学力検定試験(ENEM)を受けた学生、奨学プログラム「Jovens Talentos para a Ciencia」の利用者が優先的に採用されるという。
 授業はアリアンサ・フランサの後援を受け、在伯フランス大使館が行う。生徒らはA1、A2の2レベルに分かれ、インターネットと参加型授業により会話、文法、読み書きを総合的に学ぶ。授業料は無料で、教材費のみ各自が負担。進級テストも実施される。