日本政府がブラジルを有望な医療機器市場とみて、ブラジル進出に向け動き出した。10月に日本で当地の医療事情をテーマにしたセミナーが開かれ、サンタクルス病院の北原アメリコ医長が講演者として招かれた。彼によれば「参加見込みの80人を上回る120人が来場した」とか。来年2月はJICAの招待で日伯友好病院スタッフとともに、日本企業・大学・政府機関を訪問する予定という。旧日本病院サンタクルスが〃生まれ変わる〃か。
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岩手県人会の会報187号が発刊された。南聖カナネイアへ出かけた親睦旅行や、料理講習会の様子が伝えられた。また岩手日報社の理解を得て、その記事を転載して地元ニュースを発信する「ふるさと岩手だより」の反響も、「会員らには故郷の現状が良く分かると好評だ」と報告された。同社の社内報にも、当地で「ふるさとだより」発行開始が紹介されたとか。他県人会も岩手を参考に、まずは地元県紙と昵懇になり、情報発信を強化してみては?
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移住国における漫画文化の広がりを紹介する特別展示会「マンガ! Manga! Manga! 日系人とマンガの世界」(www. jomm.jp/events)がJICA横浜の海外移住資料館で、13日から来年2月15日まで開催される。ポスターには似顔絵などで有名な当地の牛窪襄氏の『漫画ブラジル移民85年』の表紙画や、日本で漫画化されたコンデ・コマや当地の人気キャラクター「モニカ」の姿が。「日本のマンガが外国に渡りどのように変化しているか」「日系人をとおして見たマンガの世界」などがテーマになるそう。日系人とマンガの意外な関係や、その深みに驚くかも?