10日の午後サンパウロ市東部のイタケーラ区を襲った強い雨で川の水が溢れ、道路に浸水、トンネルの通行も妨げ、少なくとも3台の車と1台のトラックが増水した川に流されたと11日付の伯字各紙が報じている。
パドレ・ヴィエガス・デ・メネゼス通りの冠水は深さ1・5mに達し、同地スニーカー店主のロドリゲス氏(44)は「商品をほぼ全て失ったよ」と述べた。被害総額を3万レアルと見積もっている。
サンパウロ市非常事態管理センター(CGE)によると、1時間強の間にイタケーラ区には63ミリの雨が降り、次に多く降った地域はサンマテウスで37ミリだった。
今回の雨は大サンパウロ市都市圏に水を供給している、カンタレイラ水系とアルト・チエテ上空でも降ったが、雨水は地表に滲みこみ、10日の時点で7・6%、4・4%の貯水率だった両ダムの水位は上昇しなかった。
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