梅田邦夫駐ブラジル日本国大使が1日、6月のW杯ブラジル大会で訪伯した日本人応援者の受け入れ態勢を整えた日系5団体に対し、感謝状を送った。
邦人保護のため立ち上げた「ブラジルワールドカップ日本人訪問者サンパウロ支援委員会」を構成する5団体から、木多喜八郎会長(文協)、菊地義治会長(援協)、本橋幹久会長(県連)、平田藤義事務局長(商議所)、中谷アンセルモ理事長(アリアンサ)が出席した。
梅田大使は「大会に先立って支援委員会を立ち上げて頂いたことが、何よりもありがたかった。交通網の拠点であるサンパウロには日本人も多く滞在したが、深刻な事件・事故もなかったのは日系団体のおかげ」と感謝の言葉を送った。
菊地会長は、「リベルダーデの診療所以外に友好病院を利用する緊急患者も4、5人いた。また在外公館、医療機関などの連絡先を網羅したカードが有効だったように思う」と話した。
県連の本橋会長は「宮城県人会の通常宿泊業務を中心に、大きな混乱もなくて良かった」と振り返った。