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草の根=ジャカレイに5万ドル超=福祉施設のバス整備に

贈与式の出席者。ファイルを持つのが福嶌総領事とアルマンド理事長

贈与式の出席者。ファイルを持つのが福嶌総領事とアルマンド理事長

 在サンパウロ日本国総領事館(福嶌教輝総領事)が先月27日、ジャカレイ市の福祉施設「アカシア兄弟ホーム」に対する「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の贈与契約署名式を行なった。入居者の通院用マイクロバスの整備に対し、5万7779米ドルを限度に支援する。
 同ホームは1980年に設立され、51人の高齢者の保護及び医療的サポートを行っている。これまで使われていた通院用ヴァンは、車椅子昇降機がないなど安全面が不十分だった。
 福嶌総領事は「1999年より実施しているこの草の根協力は、当館にとって111番目の協力。ホームの高齢者が安全で快適に通院することができるようになり、大変嬉しい」と祝辞を述べた
 西本エリオ州議は「私が育った市の団体に日本政府が援助してくれることは、私にとっても名誉」と喜んだ。
 アルマンド・フィオレンチーノ・グロ同ホーム理事長は、「私達は日本と同様に、高齢者の生活改善を目標としている。日本政府の協力に敬意を表する」と謝辞を述べた。