13日、サンパウロの観光名所のひとつともされる南部イビラプエラ公園の前に、毎年恒例となる巨大なクリスマスツリーが登場した。
このクリスマスツリーは、この時期にサンパウロ市の至るところで見受けられる数々のツリーやデコレーションの中でも最も有名なもので、12月の前半に毎年開かれるお披露目式にはいつも大勢の人が集まり賑わう。今年は5千人の観客が集まった。
13日は、夜8時25分にツリーの電気が灯され、それを祝うかのように8分のあいだ、上空に次々と花火が舞った。
花火の終わった後は、ヴィニシウス・デ・モラエスなどとの共演でも知られるボサノバのギタリスト、トッキーニョの野外コンサートも行われたが、「トッキーニョを見に来たのだが、ツリーのイルミネーションは本当に感動的ね」と観客のアウレーリア・ブランドンさん(69)も嬉しそうに語った。
このツリーは全長が54メートルあり、同公園周辺ではひときわ目立つ存在だ。ツリーの頂点にあるきらびやかな星も、全長8メートルと大きな存在感を放つ。これについて、観客の1人のタイース・ゴメス・ヴィットさん(23)は「今まで見たものの中でも最も美しいわ」と惚れ惚れとした様子で語った。
この名物ツリーは、13日から来年の1月6日まで毎日、夜8時から午前5時まで電気が灯されることとなる。(14日付アゴラ紙などより)