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自転車道はみんなのもの?=スケボー車椅子も走行可能に

 サンパウロ市市役所が16日、自転車道や自転車連用レーンの利用を三輪車、四輪車、スケートボード、ローラーブレード、さらには車椅子にまで拡大したと17日付の伯字各紙が報じている。
 フェルナンド・ハダジサンパウロ市政(労働者党・PT)の目玉政策である自転車道利用に関する変更は、サンパウロ市の官報に掲載された。
 今回の変更で、スピードを出し過ぎない限り、電動の乗り物の通行も許可されるが、同時にハダジ市長はその行政令の中で、サンパウロ市交通技術公社(CET)はいくつかの道では利用できる乗り物の種類に制限をかすことができると明言した。
 全国公共交通業者会(ANTP)会長のアイルトン・ブラジリエンセ・ピレス氏は、他の乗り物と自転車が共存するためには、事故の危険性を鑑み、時速を10キロ程度に制限する事が必要だとしているが、それは今日存在していない。
 交通に関する非政府組織(ONG)「ノッサ・サンパウロ」のコーディネーターであるマウリシオ・ブロイニージ氏は「解禁された交通手段は数が少ないので、今回の措置で自転車道が混雑するはずは無い」との見方を示し、「世界の大都市では非電動型の交通手段も使われており、ニューヨークのように、スケートボードなどにも利用を解禁する傾向がある」と述べた。
 障害者人権保護団体のSuperAcao運動会長のビリー・ファガ氏は今回の決定を好意的に受け止め、「障害者が公共の場所に自由に出入りし、各地の活動に参加できるようになる運動は、いかなるものであっても我々に恩恵をもたらす」という。
 サンパウロ市障害者担当局長のマリアンネ・ピノッティ氏は、「自転車道を車椅子に適合させるために、歩道にも改良工事がなされるだろう」とし、「障害者は歩道を歩けなくなるわけではないことを良く覚えておくことが重要だ」と述べている。

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