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サンパウロ州保安局長事実上の更迭=強盗件数の増加を受け

 サンパウロ州内での盗難、強盗発生件数が17カ月連続で増大している事を受け、ジェラルド・アルキミンサンパウロ州知事(民主社会党・PSDB)は17日、来年1月1日付で、現フェルナンド・グレッラ・ビエイラサンパウロ州保安局長をアレッシャンドレ・デ・モラエス氏に交代すると発表したと18日付伯字各紙が発表した。
 サンパウロ総合大学(USP)法学部卒業、弁護士のモラエス氏は任命後初の記者会見で、前任のグレッラ氏の仕事を継承し、盗難だけにとどまらず、犯罪全般を減らすことに注力していく事を表明した。
 同氏は一方、治安政策を盛り込んだ新法案を議会に提出する予定であるとも強調し、「各自治体がその地にあわせて独自の治安維持対策の法律を制定できるようにしていく」と述べた。
 サンパウロ州立未成年者支援財団(Febem)の会長を務めた経験もあるモラエス氏は、警察の活動計画を連邦政府やサンパウロ州各市との対話を通じてたてていく意向を示した。
 モラエス氏はカサビサンパウロ市長時代の07~10年に、サンパウロ市交通局とサービス局の長を務め、サンパウロ交通機関公社(SPTrans)や交通技術公社(CET)の指揮も執った。当時は、50億レアルの予算を切り盛りする男として、「スーパー局長」のあだ名もつけられていた。
 現保安局長のフェルナンド・グレッラ氏は、2012年11月22日に現職に就いた。退任に当たり、アルキミン知事からは法務局長の座を打診されたがこれを固辞。これにより、今年いっぱいでサンパウロ州の公職の座を離れることになった。グレッラ氏は17日、検事として連邦検察局に戻る事を望んでいると表明し、最後に「自分の役目は果たした」と語った。

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