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サンパウロ市に「メロンパン」開店=日本人好みの柔らかパン

店長のルイス・ランさん

店長のルイス・ランさん

 サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区に7月、パン屋「メロンパン」が開店した。名前からしててっきり日系と思いきや、店主は台湾人のルイス・ランさん(45)。日本でおなじみ「メロンパン」が売りという。
 アンパン、メロンパン、クリームパンに葱パン、そして当地では珍しいシュークリームも。ルイスさんは「台湾は日本の統治下にあった関係で、色々な面で日本に倣っている。製パン技術もそうで、もうどれが日本のパン、台湾のパンとはいえないくらい」と語る。
 20年前に仕事の都合で来伯し、永住を決めた。輸出入業に携わっていたが、親戚が経営していたパン屋を手伝った経験を生かし、妻のサンドラさんとパン屋開店へ。
 「ブラジル人は、中身のないパンだと物足りないみたいだから」と、メロンパンはミルクやアーモンドのクリーム入りを販売。ふんわり柔らかく、甘い香りが懐かしい。
 「客の半分は東洋系だけど、ブラジル社会にもっと知ってもらいたい」と張り切っている。
 パンは1個5~6レアル。詳細は次の通り【住所】Rua Dr. Jose de Queiros Aranha, 57、地下鉄アナ・ローザ駅から100m【電話】11・5082・4969【営業時間】月~金=午前9時半~午後7時、土=午前9時半~午後4時【サイト】www.facebook.com/bakerymelonpan

Melon pan