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東西南北

 このクリスマス・シーズン、サンタクロースのそりをイメージした特殊な車がサンパウロ市を走り、話題を呼んでいる。この〃そり〃はフォルクス・ワーゲンのフスカを改造したもので、車体カバーを外し、前方にトナカイ2頭のデコレーションを乗せた車をサンタが運転する。1万個のLED電球が灯る「光るトナカイとそり」には、通行人の目も釘付けになる。運転役のトニーニョ氏は25年間、サンタをやって来た。車を改造したクラウジオ氏はそりを眺め、「技術の発展で遂に僕の夢がかなった」と自慢げに語る。トニーニョ氏らの企画は好評で、17年のクリスマスまで予定が詰まっているという。
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 フォーリャ紙サイトが読者対象に行ったアンケートの「今年最高のサンパウロ市の催し」に、映像美術館(MIS)で開催中の「ラ・チ・ブンの城展」が選ばれた。90年代の人気子供番組にちなむ展示は20代の人中心に強い共感を呼び、10月までの予定が来年1月まで延長された。また「今年最高のブラジル映画」には、オスカーの外国語映画賞の今年のブラジル代表作となった「オージ・エウ・ケロ・ヴォウタール・ソジーニョ」が選ばれた。
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 ブラジル史上初のサーフィン世界一に輝いたガブリエル・メジーナ(21)が23日、世界一を決めたハワイから故郷のサンパウロ州に戻るべくグアルーリョス空港に到着、大フィーバーを引き起こした。空港には、自分で作ったメジーナのTシャツなどを着たファン約300人が殺到。国旗をまとい、トロフィを手にして現れたたメジーナは、「世界一!」との声に、トロフィをかざして応えた。