ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)の12月度代表者会議と忘年会が19日、サンパウロ市のブルーツリーホテルで行われ、会議には約40人、忘年会には約120人が出席した。
代表者会議は、15日に亡くなった山形県人会長・押切壮フラヴィオさんへの黙祷で始まり、本橋会長の挨拶、来年8月7~9日にドミニカ共和国で行われる「第18回汎アメリカン日系人大会」の案内が続いた。
山田康夫日本祭り実行委員長(滋賀)からは、郷土食ブースの新たな問題点として、換気扇の設置義務が報告された。これによる県人会の負担増はもちろん、換気効率のため調理ブースを壁で囲わなければならず、郷土食展の魅力の一つである調理風景が見えなくなる、ブース内に熱気が籠るなどの問題が生まれる。
山田実行委員長は、来年1月下旬に換気扇問題を含めた日本祭り説明会を行う事を約束し、2月1日までに同祭への参加意思を表明するよう各県人会に求めた。
例年完成が遅れる各県人会の活動をまとめた「2014年度報告書」の作成について、木原好規担当委員から「活動報告の提出期限は3月末まで。未提出県人会は基礎情報のみの掲載になる」と釘が刺された。
山形県人会は、2016年2月の総会まで篠原俊巳副会長(73、一世)が会長代理を務めることを報告。11月に大谷パウロ会長を亡くした三重県人会では、新会長に下川孝氏(71、二世)が就任した。11月度の会計報告は次回会議で行われる。
その後は忘年会に移り、本橋会長は日本祭り開催やW杯支援委員会の設立、安部首相来伯などを振り返り、「すべて皆さんのおかげでうまくいった。『忘年会』ではあるが、悪かったことは忘れず今後の糧としていきましょう」と挨拶。与儀昭雄元県連会長が乾杯の音頭を取り、羽藤ジョージサンパウロ州議や佐野浩明首席領事らも加わった総勢120人で今年の労をねぎらいあった。
また、忘年会の場では、県連から和順会、やすらぎホーム、こどものその、憩の園、希望の家の福祉5団体に各1千レアルの寄付も行われた。
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