ブラジル銀行業務集中サービス会社(Serasa)が26日、今年のXマス商戦は03年以来最低の結果だったと発表した。総売上は前年同期比マイナス1・7%で、03年の統計開始以来、12年間で初の減少を記録したと26日付G1サイトが報じた。高金利と景気の先行き不透明感が売上に影響を与えた。
ブラジルクレジット保護サービス(SPC)発表の指数でも、12月18日~24日の小売業者の売上は前年同期を0・7%下回った。
「物価高騰と利息上昇により、消費者の財布の紐は固くなっている。消費加熱の主要要因である労働者の所得は、以前ほど急速に増えていない」と、SPC主席エコノミストのマルセラ・カワウチ氏は分析している。
ブラジルショッピングセンターテナント協会(Alshop)発表のデータに目を向けると、ショッピングセンターの売り上げは前年比3%増との好結果が出た。
1月から12月までのショッピングセンター内の小売店の売り上げは総額1434億レアルで、前年比8%の増額を記録した。