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7月 2015の記事一覧

ニッケイ俳壇(848)=星野瞳 選

ブラジル日本人街があるリベルダーデ区の七夕まつりの様子。ブラジルでは、各地で日系団体が七夕祭りを開催している。

   セーラドスクリスタイス   桶口玄海児 アリアンサにて稚鴎老達者耳目達者よ朝涼し雷のあばれておりし大地かな新しき蟻塚濡れて奥地かな声涼し農園の子日本語    ジョインヴィーレ      筒井あつし 雲の峰冬にも立つやパラナ河冬晴れて鏡の如き水面あり冬ぬくし広場で始まる釣談議マンジョーカ引き抜く力失せて老う    サンパウロ ...

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第18回日本祭り=味覚で楽しむ日本文化=郷土食広場でおなか一杯!

大勢で賑わう昨年の郷土食広場

 3日後に迫った『第18回日本祭り』。何といっても欠かせないのが、各県人会による「郷土食広場」だ。今年は44都道府県から、ラーメンや寿司はもちろん、「きりたんぽ」や「チキン南蛮」等、各県ならではの料理の数々が味わえる。行列必至のブースも多数。気になる料理は、忘れずにここでチェックをしておきたい。 北海道協会からは「焼きいか」とノ ...

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いつまで続くコリンチャンスの強運=防戦一方なのに首位相手に勝利

大殊勲の代役ゴールキーパー、ワルテル(Daniel Augusto Jr./Ag. Corinthians)

 またしても、勝ったのが不思議といえるほどの試合だった。その証拠に負けたアトレチコ・ミネイロのファンが全く気落ちする様子もなく試合後も気勢を上げている。 「勝ち点は並ばれたけどまだ俺達が首位だ。お前達のこんな勝ち方は続くはずがない。今度は俺達の地元で叩きのめしてやる」と言われたかのようだった。 それでも前半はなんとか四分六分の戦 ...

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LJ=Cコレア元正副社長に実刑=報奨付供述で罪は軽減=オデブレヒトも起訴へ

実刑判決を受けたアヴァンシーニ被告(Wilson Dias/Agência Brasil)

 パラナ州連邦地裁のセルジオ・モーロ判事は20日、ペトロブラス疑惑に関連してラヴァ・ジャット(LJ)作戦で逮捕された6人の被告に対し、有罪判決を下した。建設企業カマルゴ・コレア社の3被告や、ペトロロンの仕掛人アルベルト・ユセフ、パウロ・ロベルト・コスタ被告らにも実刑判決が下された。21日付伯字紙が報じている。 カマルゴ・コレアで ...

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ポルトガル=葡伯検察でルーラが捜査線上に=通信会社不正取引の疑惑=ジルセウも深く関与か

PT社不正株式取引に関わった疑惑をもたれている、ジョゼ・ジルセウ元伯国官房長官(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agencia Brasil)

 2010年にポルトガル・テレコム社が、同社所有のブラジル通信会社Vivo社株をスペイン通信会社テレフォニカ社に売却し、ブラジル通信会社Oi社株を購入した。 総額75億ユーロが動き、政治家、株式投資家達に数千万ユーロもの不正な利益をもたらしたこの巨大取引の際に、ポルトガル(以下「葡国」)とブラジルの政治家が便宜を図っていた疑いが ...

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クーニャ=最高裁への案件移管求める=弁護士使いモーロ判事批判

パラナ州連邦地裁のモーロ判事(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agência Brasil)

 連邦政府に絶縁宣言をして話題のエドゥアルド・クーニャ下院議長(民主運動党・PMDB)が、自分に関係したラヴァ・ジャット事件の裁判を、パラナ州連邦裁判所のセルジオ・モーロ判事から、最高裁管轄に移すように提訴したと21日付伯字紙が報じている。 クーニャ議長は議員特権により、裁判がある際は最高裁の管轄になるのに、それを地方にある裁判 ...

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マナウス市で連続殺人発生=17日から35人が犠牲に

 アマゾナス州都マナウス市で、17日午後から発生している連続殺人事件の犠牲者は21日午前11時の段階で35人を数えると21日付G1サイトが報じた。  連続殺人事件は軍警が捜査にあたっている。オルンド・アマラル市警署長によると、最初の8人の被害者は窃盗、窃盗や麻薬取引に関わっていた者たちだった。同署長は、連続殺人に先立つ17日に起 ...

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TAM航空=不況で国内便1割削減へ=「利便性は損ねない」と強調

 ブラジル航空会社のTAM航空(チリのLAN航空と合同で今年4月よりLatamグループに)が20日、同社運行の国内便の8~10%を今年中に削減すると発表したと21日付伯字各紙が報じた。 同社は今回の減便措置の理由を、不況・インフレ・ドル高の三重苦によって引き起こされた、航空業界全体の不況によるものと説明している。 同社は、航空路 ...

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東西南北

 20日付フォーリャ紙によると、ハダジ市長が昨年選挙時に掲げた政策目標の達成率の発表が、現実とあまりにかけ離れたものとなっているという。たとえば、市長の任期切れの2016年12月までに「150キロのバス道を設置する」という公約では、市は51・9%達成としているが、実際には2・3キロ、わずか1・5%しか作られていない。その他、「5 ...

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イタペセリカ=「戦争中も途絶えず教育」=日語学校80周年記念式典=歴代教員に功労表彰渡す

80周年を祝い、万歳三唱をする出席者

 「開校以来、今日まで日本語教育が途絶えたことがないことが誇り」―。イタペセリカ・ダ・セーラ日本語学校(牧山純子校長)の「開校80周年記念式典」が19日、同文協会館にて行われ、歴代教員や卒業生、父兄ら250人が集まった。同校は1935年の開校以来、日本語が禁止されていた第2次大戦中にあっても日本語教育を貫いたことで知られている。 ...

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