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新年祝賀会に約350人=120周年の開幕第1弾=ロゴマーク「鶴」も初使用=それぞれの抱負を胸に

 『2015年新年祝賀会』が文協ビルの新多目的ホールで1日午前に行われ、約350人が集まってお正月を祝った。 在聖総領事館、ブラジル日本文化福祉協会、援協、県連、商議所、日伯文化連盟の共催団体代表のほか、ブラジル日本語センター、国際交流基金サンパウロ文化センターからなど多くの来賓が出席した。

 日伯外交樹立120周年記念事業の第一弾であり、「折り紙の鶴」をモチーフにした同記念事業の公式ロゴマークも初使用された。
 挨拶に立った木多喜八郎文協会長は、安部首相来伯やW杯開催時の日系社会の活躍ぶりなど昨年事を振り返り、「今年は文協60周年や在聖総領事館100周年もある。有意義な年にするため、力を合わせて頑張りましょう」と呼びかけた。
 福嶌教輝在聖総領事は新年挨拶の後、安倍首相来伯で約束されたJICAボランティアの増員やマルチビザの導入、ジャパンハウスの建設などについて触れ「皆様と協力して成功させたい」と今年の目標を力強く語った。
 本橋幹久県連会長による万歳三唱、コーラス部先導による「一月一日」の合唱で式典は締めくくられ、引き続き会場では祝賀パーティーが行われた。
 祝賀会に参加した杉本源一さん(89、山口)は9歳で入植し、今年で在伯80周年を迎える。「たくさんの苦労があった」とこれまでの人生をしみじみと振り返った後、「今年は素晴らしい俳句を作りたい」と戦前から続けている俳句の上達を新年の目標に掲げ、共に来場した中山実さん(94、山口)は、「永田稠さんの『コーヒーより人を作れ』を実践し、社会貢献していきたい」と抱負を述べた。