ブラジルでは日本ほどには芸能人やスポーツ選手がテレビCMに出演するわけではないが、それでもCM出演は有名人であることのバロメーターであることには変わりはない。
そんなブラジルで昨年もっともテレビCMに出演した有名人上位10人が、テレビの調査企業「コントローレ・ダ・コレンシア」から発表された。
1位となったのは、国際的なスーパーモデルのジゼリ・ブンチェンだった。ジゼリは2002年以来、世界でもっとも高額のモデルとして国際的に知られているが、ブラジル国内のテレビCMで姿を見ることも非常に多い。ジゼリが出演しているCMは、カロリナ・ヘレラやパンテーンといったファッション、美容系のものから、ケーブルTVシステムのSkyに至るまで多岐にわたり、年間の放送回数は7082回に及んでいる。
2位につけたのはサッカー界のエース、ネイマール。脚光を浴び始めた2010年頃からブラジル国内でのCM出演が目立っていたネイマールだが、13年にバルセロナに移籍して以来、CMで見る機会がやや減ったように感じられなくもない、だが、現在でも清涼飲料のアンベヴやスポーツメーカーのNIKEのCMなどで頻繁にその姿を見る。その回数は6095回。
3位につけたのは、かつてのセレソンのエースのロナウドだ。サッカー界からは2011年に引退したロナウドだが、世界的な大選手であったにもかかわらず尊大なところが全くなく、多少からかってもニコニコしているキャラクターが愛され、ブラジルでのCMではとぼけた役柄で見かけることが多い。彼の出演回数は4304回だ。
4位以下は総合格闘家のヴィトル・べウフォート(4058回)、テレビ司会者のロドリゴ・ファロ(3874回)、グローボ局の元看板女性キャスターのファッチマ・ベルナルデス(3664回)、女性歌手のイベッチ・サンガーロ(3220回)、セルタネージョのドゥプロのゼゼ・ディ・カマルゴ&ルシアーノ(3112回)、女性コメディアンのタタ・ヴェルネック(2925回)、テレビ司会者のブルーノ・デ・ルカ(2700回)と続いている。(8日付G1サイトより)