サンパウロ市内では8日、コンゴーニャス空港の屋根を陥落させ、20カ所以上の冠水を引き起こすほど強い雨が降ったが、9日の発表によると、州内主要水系の降水量はリオ・グランデで30ミリを記録した以外は、せいぜい1ミリ強に過ぎないという、にわかには信じがたい結果となった。どれだけ強い雨が降ったかを実際に目の当たりにした人には、サンパウロ市に降った雨がもったいなく思えるような結果だ。今週末から来週いっぱいは、南大西洋熱帯高気圧(ASAS)の影響で、最高気温が連日35度近くなり、かつ雨もあまり降らないとの予報が。天気より体調の心配をした方がいいか。
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サンパウロ市南部グラジャウーのドナ・ベルミラ・マリンで7日、20人ほどの犯罪集団がバス5台に火をつける事件が起きた。けが人は出ておらず、市警はこの犯罪に関与した人物のうち、既に3人を逮捕している。こうしたバスの焼き討ちは2013年から目立ち始め、昨年は市内で合計132台が焼かれたため、サンパウロ州とサンパウロ市の保安局が話し合いを持ち、軍警と市警共同で撲滅対策に乗り出しているという。市民の不安解消のためにも、対策を願いたい。
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現在もまだ将来の方向性をめぐりテレビ局との交渉を続けている最中のシューシャだが、強い関心を持っているとされているレコルデ局は、シューシャを従来の「子供番組の女王」のイメージから、芸能人を迎えるトーク番組の司会へと路線転換を求めているという。グローボ局の番組でも既に同様な方向性を示しはじめていたシューシャだが、彼女の最終的な選択やいかに。
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