ブラジル力行会(岡崎祐三会長)は昨年12月28日、サンパウロ市の同会館で餅つき大会と忘年会を開催し、来場した約70人とともに賑やかな年の瀬を過ごした。
今年は前年の好評を受け、130キロものもち米を用意。会員らは朝6時半から集合し、交代で杵を振るった。慣れない様子で餅をつくルイス・メロさん(31)は餅つき初体験。「普通の料理は女の人だけでも出来るけど、餅つきに限っては、男の人が必要だね」と汗を拭う。
出来上がった餅は、婦人会員らが小分けしていく。朝6時から手伝っている福島清美理事は「力行会の餅は美味しいから、10月には予約の電話が入る。準備は大変だけど続けないと」と笑顔を見せた。
「餅も楽しみだけど昔馴染みに会えるのが嬉しい」と話すのは、リオデジャネイロ支部長の斉藤光さん(77、群馬)。年納めの行事とあって、全伯各地から会員が参集。旧交を温める姿があちこちで見られた。
午後2時半、全ての餅がつき終わり、お楽しみの忘年会へ。食台には、あんこや納豆、大根おろしで味付けされたつきたての餅や、会員らが持ち寄った鮭のセビッチェ、粕汁などが並び、参加者らは心行くまで忘年会を楽しんだ。多数の来場者を迎えた岡崎会長は、会員らの労をねぎらうとともに「また来年もやりましょう」と呼びかけた。
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