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オーリャ!

 少年犯罪の多さを憂慮し、「健全な趣味があれば、非行に走る子供も少なくなるのでは」と考えた崎田エディさんは、東洋街で毎週末にチェス大会を主催し、競技の普及に努めている。
 先日の大会の参加者は約40人。会場には大人に混じって子供の姿も。聞けば、昨年の3月ころから州立小学校の先生が生徒を連れて大会に参加するようになったとか。
 引率のアンデル・バウ先生(27)は「子供達に良い人生を送ってもらいたいと思っている。子供の成長にとって社会との繋がりは重要だから大会の存在はありがたい」と語った。
 生徒のジョン・ビットルくん(11)は、「駒の進む先を考えるのが楽しい。大会で友達が出来た」と喜んでいる。子供の笑顔と未来を作っているのは、こうした大人達なのだなと思った。(石)