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東西南北

 現在、大西洋上に存在する南大西洋熱帯高気圧(ASAS)の影響で、リオ、ミナス・ジェライス、エスピリトサントの南東伯3州が記録的な高温と旱魃に襲われている。特にリオ州では、連日のように気温が40度に達しても雨が降らないというかなり深刻な事態だ。先週の予報の時点ではサンパウロ州も影響を受けるはずだったが、想像以上に湿気が多いのか、雷と夕立が多い日々が続いている。だが、ASASの影響で、降水量には地域格差が生まれやすくなっている。夏の残り約3カ月弱、ASASがどのような影響を南東伯に及ぼしていくか。水系の状況と共に見守りたい。
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 サンパウロ市からグアルーリョス空港に向かうタクシーが、通常料金に加え、50%の手数料を徴収しはじめているという。サンパウロ市から市外へのチャージ料金は2008年2月から認められていたものの、グアルーリョス空港行きのものは対象から除外していたのだが、昨年末にフェルナンド・ハダジ市長が前任のジルベルト・カサビ市長による法律を改正し、同空港行きも課金対象となることになった。こうなると、同空港行きの公共交通の拡充を望みたいのだが。
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 12日発表のサッカーの世界一選手「バロンドール」は、クリスチアーノ・ロナウド(ポルトガル)が2年連続受賞となったが、マルタは女子の最優秀選手を逃した。ブラジルからは同時発表のFIFA世界イレブンに、チアゴ・シウヴァとダヴィド・ルイスのセレソンのセンターバック2人が選ばれた。バロンドール投票でネイマールは7位。15年のブラジル勢の活躍に期待したい。