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3日経っても戻らぬ電気=機器故障の賠償請求は?

 12日の暴風雨はサンパウロ市とその周辺都市に大規模な停電を引き起こし、15日午後になっても19万6千世帯が電気の通っていない状況下に置かれていた。
 停電は主にサンパウロ市南部、西部で起っており、大サンパウロ市圏では主にコチア、サンロレンソ・ダ・セーラ、エンブー、イタペビの各市で起っている。
 倒木などによる停電や落雷により電気機器がショートした人は、90日以内にエレトロパウロ社に賠償を求めることができると15日付のG1サイトが報じている。
 サンパウロ市消費者保護センター(Procon‐SP)の技術補佐官のレイラ・カルデイロ氏は、消費者が故障した電気機器を勝手に修理したりすると、賠償請求の権利を失うので気をつけるよう警告している。
 消費者とエ社との間で合意が成立しなかったときは、規定の申請書に必要事項を記入し、故障した機器を購入した時の領収書を添えてProconに相談することができる。それでも解決しない場合は、市民特別裁判所(JEC)に持ち込むこともできる。
 サンパウロ市南部に住み、広報担当のサブリナ・ヤマモトさんの自宅は、12日の暴風雨以来ずっと停電が続いている。彼女の家では緊急灯のバッテリーもなくなり、夜はろうそくに頼っている。
 ヤマモトさんの自宅では、パソコンやモニター、テレビがだめになった上、冷蔵庫の中の食品も使い物にならなくなってしまった。ヤマモトさんは「電気が戻るまで何が壊れてるのか分からないわ。だめになったもののリストはもっと増えるかもしれない」と不安な様子だった。
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 停電の連絡は24時間緊急対応の電話0800・7272196か、市内75カ所の対応センター(受付は午前8時半~午後4時半) 、エ社のサイトwww.aeseletropaulo.com.br/atendimento/conteudo/lojasへ。 苦情の申し立ては電話0800・7273110(午前8時~午後6時)でも受け付けている。