文化庁の120周年記念事業の第一弾、文化交流使として来伯した琵琶奏者の櫻井亜木子さん。国側の企画だが、実際の運営という部分では、日本盛和塾からの依頼により、板垣勝秀さん(ブラジル盛和塾前代表世話人)がサンパウロ市では全面的に手伝っていた。
空港出迎えから日程管理、会場移動、通訳、公演の司会まで全てだ。自身が向かえない場合、仲間や同僚を代理に立てた。櫻井さんも「初対面でこれほど良くして頂けるとは」と恐縮しきり。
そんな甲斐あってか熟連会館の公演は盛況だった。開催を持ち掛けたのは板垣さん。「一世多数で琵琶楽や平家物語を知る方も多い」という狙い通りだった。商議所新年会などの演奏会も同氏を通じて実現した。
来伯前に訪れた、外交樹立80周年のエルサルバドルでは、大使館がその役割を担った。民間がこれだけ協力するという姿がいかにも当地らしい。その分、公館はラクをしている?!(祐)
タグ:サルバドル