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 サンパウロ市の市制記念日を祝い、24、25日の両日はサンパウロ市主催のコンサートが行われ、大盛況となった。市内5カ所のステージには多くの観客がつめかけた。特に25日に行われた中央部メイン・ステージのジョルジュ・ベンジョールと西部ステージのトリのナッソン・ズンビの公演には、あわせて5万人もの観客がつめかけたという。また、この日の会場は食事エリアも充実しており、人気のハンバーガー店の出店の前には最大50人待ちの長蛇の列も出来たとか。トイレの数が少ないなどの問題もあったようだが、総じて好評だったようだ。市としてはこれを5月開催のヴィラーダ・クウトゥラルにもつなげたいところ。
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 25日の市制記念日が自身の誕生日でもあるフェルナンド・ハダジサンパウロ市市長は、「プレゼントは雨がいいな」と発言した。この市長の祈りが通じたのか、先週末はサンパウロ州にまとまった雨が降り、カンタレイラ水系の降水量も、87・8ミリだった前年同月を上回る113ミリとなった。これで昨夏はひと月しかなかった月間100ミリ超えも3カ月連続となったが、雨が降っても水危機は悪化の一途だ。雨が降ったら降ったで冠水や倒木、停電の問題が増える悪循環のこの夏。なんとかならないものか。
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 24日に行われたサッカーのユース選手権、サンパウロ杯(コッピーニャ)の決勝で、コリンチャンスがボタフォゴSPを1―0で下し、3年ぶり9回目の優勝を飾った。予選から圧倒的な強さを誇ったコリンチャンスからは4人がベスト11に選ばれた。彼らの一軍昇格にも期待したい。