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ジウマ大統領=教育予算の消化率は最低=総額は増大も事業に遅れ=支出全体に占める割合上昇

 ジウマ大統領(労働者党・PT)はその第一期政権で教育方面への予算を拡大したが、4年間での教育予算の消化率は2001年以来最低だったと26日付エスタード紙が報じている。
 教育省は、4年間で割り当てられた予算額の77%しか消化できず、これは予算全体の消化率の82%を下回った。
 ジルマ大統領は第二期政権のスローガンに「教育国家ブラジル」を掲げているが、第一期での教育予算消化率は第一、第二ルーラ政権、第二期カルドーゾ政権後半の2年間よりも低い。
 選挙の行われた2014年、教育省はジウマ政権第一任期中最大の教育予算消化率78・8%を記録したが、その数値でも、2001年から2010年のいかなる年よりも低い。2013年の消化率は、01年以来最低となる73・4%を記録。その年の総予算消化率は83%だった。
 予算の消化までには、「認可」「指定」「実行」「支払い」の4段階があり、「支払い」の段階で初めて「消化」されたことになる。建築などの事業費は、建築物が完成して引渡された時点で支払われる。
 教育予算の問題に詳しいゴイアス連邦大のネルソン・アマラウ教授は、教育予算の消化率低下は2008年から分かっていたとし、「教育部門への投資、特に連邦大学建築へ予算を多く当てているが、建設の遅れのために支払いがなされていない」と語った。
 第一期ジウマ政権では、教育予算の消化率こそ低いものの、教育関連の支出総額は拡大している。ジウマ政権が4年間で教育部門につぎ込んだ金額は2650億レアルに達し、第二期ルーラ政権の支出額より93%増大。インフレを考慮に入れても55%増となる。
 2003年から2010年の間の教育予算は倍以上増えており、ジウマ政権では、総支出額に対する教育部門の支出が史上初めて5%を超えた。

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