国際交流基金サンパウロ日本文化センター(深沢陽所長)は2月2日、箱根寄木細工の専門家、露木清高氏を招いた講演会(午後1時~3時)とワークショップ(午後5時~7時)を、文協小講堂(Rua Sao Joaquim, 381)で実施する。ともに入場無料だが、ワークショップは先着30人で事前予約が必要。
外交樹立120周年事業の一環。講演会では日本の伝統工芸の一つである寄木細工の紹介のほか、ブラジルの寄木細工専門家ダニーロ・ブランコ氏を招いた対談を予定する。ワークショップでは実際に作品を作ることができる。
また同氏の作品は、同センターが2月21日から文協で実施する日本の工芸品展覧会「手仕事のかたち―伝統と手わざ」でも展示される。
問い合わせ、予約は同基金の松尾さん(11・3141・0110)、詳細はサイト(fjsp.org.br/agenda/marchetaria_japao/)まで。
【講師略歴】1979年、神奈川県小田原市生まれ。京都伝統工芸専門学校(現京都工芸大学校)卒業後、露木木工所に入社、以来寄木細工の制作に携わる。2005年寄木細工の若手職人からなるグループ「雑木囃子」を結成。10年の『第6回全国木のクラフトコンペ大賞』金賞など受賞歴も多く、国内外で幅広く活動している。