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賞状を手に写真に納まる受賞者ら
賞状を手に写真に納まる受賞者ら

絵手紙友の会から多数受賞=筆の里の絵てがみ大賞で

 〃筆の都〃として知られる広島県安芸郡熊野町で、昨年5月に行われたコンテスト『第18回筆の里ありがとうのちょっと大きな絵てがみ大賞』(応募総数2352通)に入選した、サンパウロ絵手紙友の会(石井恵子会長)の生徒らが受賞報告に訪れた。
 昨年に続き奨励賞を受賞した西藤啓子さん(71、東京)は、「この成績を糧に次もがんばろうという気持ちになる」。入選の村上佳和さん(73、広島)は、「もう一つ上の奨励賞を目指していたが、仲間に負けて悔しいね」と笑顔で振り返った。妻のことじさん(70、同)も奨励賞受賞に、「地元の誇る賞に選ばれてうれしい」と喜びを見せた。
 タボン・ダ・セーラで日語校教師を務める大野宏江さん(68、京都)は、3年連続で佳作に選ばれた。「ありがとうの気持ちを込めた。おもてなしの心をブラジルから届けられたかな」と遠慮がちに語り、「これで今年も生徒に胸を張って報告できる」と喜んだ。
 子どもの部では、サウーデ文協日本語学校(藤田美恵校長)に通うマイオキ・ベアトリス・アユミさん(14、四世)が入選に。「得意な花の絵を書いた。結果を聞いて驚いた」と喜んだ。ほか山田ジュリアなみさん(10)が佳作、高木フェリペきよしさん(12)が奨励賞を獲得した。
 年少者の活躍に石井会長と山本郁子講師は、「子どもの部に初挑戦したが、3人の作品が選ばれて嬉しい。これからも応募数を増やし、皆さんに自由な発想を絵手紙で表現してもらいたい」と語った。