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与儀日伯友好病院経営委員長
与儀日伯友好病院経営委員長

援協役員会で新理事紹介=ウニメジ未払い問題検討

 サンパウロ日伯援護協会(菊地義治会長)は29日、本部で1月定例役員会を開いた。新規就任の理事として土井セルジオ紀文、吉川卓志、根塚弘、藤井喜二朗氏が紹介され、菊地会長は「新しいアイデアを持って援協を活性化して欲しい。改めて一致団結し、盛り上げましょう」と話した。
 次に日伯外交樹立120周年事業認定について、菊地会長から鶴のロゴマークに加え、移民百周年記念キャラクター(漫画家マウリシオ・デ・ソウザさん作のチカラとケイカ)が今回も再使用されることになったと報告され、「援協もこのロゴを利用して各施設の記念式典を開催していきたい。日系社会のために協力して」と役員らに呼びかけた。
 また日伯外交樹立120周年記念事業伯実行委員会が運営する120周年基金(目標金額150万レアル)は、現状32日本企業の協力の元、120万レアルが集まっており、30万レアルが不足している。「一口1万レアルからの寄金も可能」と報告された。
 サンミゲル・アルカンジョ市のSUS病院については、昨年、市が滞納していた半年間分の経費は無事支払われ、同病院内に建設予定の小型救急診療所の建設会社が正式に決定した。これまで委託していたガルボン社は、前回の工事で完成予定を1年近く遅らせるなど、建設期間を守らないことが問題視された。坂和三郎副会長から「不安感を持たせる会社でなく、新しくやる気のあるジェイルリン社ではどうか」と提案し、拍手で承認された。
 12月の総収入は約316万レ、総支出は約293万レで、諸経費を引いて約9万レの黒字が計上された。
 最後に与儀昭雄日伯友好病院経営委員長は、医療保険会社ウニメジ・パウリスタナが850万レアルを未払いであると報告し、「3月上旬の契約期間までに支払われなかった場合は、契約を解除することも検討している」と話した。