ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | リオの大通りで女児出産=病院に行く前に産気づき

リオの大通りで女児出産=病院に行く前に産気づき

 リオデジャネイロ市で2日、ラランジェイラスの病院に行く途中の妊婦が産気づき、観光客を支援するための市警備隊員らの介助で無事に出産するという感激の一こまがあった。
 市警備隊員らはコルコヴァードへ向かう途中、プレジデンテ・ヴァルガス大通りで車を止め、助けを求めている男性に気がついた。
 助けを求めていた男性はジョゼ・ヴァウデニールさんで、車の中にいた妻のダイアネ・ドス・サントス・リーマさんが病院に向かう途中で産気づいたため、なすすべもなく、助けを求めていたという。
 話を聞いた警備隊員6人は、交通整理をしたりする一方で男性をなだめた。出産を手伝ったのはファビオ・メディーナさんで、近づいた時には既に胎児の頭が見えていたため、車の座席を後ろに倒した上でいきむように指示したという。
 ファビオさんは生まれたばかりの胎児に異常がないのを確認した後、ダイアネさんに赤ん坊を抱かせた。市警備隊員達はその後もヴァウデニールさんの車を誘導し、ラランジェイラスにあるリオ連邦大学付属の産院まで送り届けた。隊員達によると、産院では母子ともに観察下におかれたが、すべては順調に運んだという。(3日付G1サイトより)