2015年度の確定申告の基準が4日に発表された。5日付伯字紙によれば、今年の確定申告の受付は3月2日~4月30日となっている。
確定申告が必要なのは、2014年中の課税収入(給与、年金、家賃など)が2万6816・55レアル以上となった人や、貯蓄預金や勤続期間保障基金(FGTS)の利子などの免税収入と非課税収入(車の盗難などで支払われる保険金など)、13カ月給や宝くじの賞金のように源泉徴収される収入が4万レ以上の人、年末時点の資産(家や土地、車など)が30万レを超える人だ。
また、不動産や権利の売却などで資産が増えた人や株式の売買に関与した人、14年からブラジルに住み始めた人、住居を売却し、その全額を180日以内に新しい住居購入のために使った人なども申告が必要だ。
農業関係では、年収が13万4082・75レアル以上の人、天災などによる損失を今回または次回の申告で補填したい人などが対象となる。
申告方法は歳入局サイトreceita.fazenda.gov.brからダウンロードしたプログラムを使う、サイト上で直接入力するの2通りがある。申請用のプログラムにはタブレット用もある。正式な受付開始前に準備したい人には下書き用のプログラムも用意される。
なお、医療費や保健プラン、社会保障関係の費用は控除の対象となる。また、教育費は1人3375・83レまで、家政婦などを雇っている人が支払う社会保障費は1152・88レまで、扶養家族1人あたり2156・52レの控除が可能だ。年金や恩給の受給者が65歳以上なら、月額1787・77レまでは免税扱いとなる。