ブラジルの国内海苔消費量は年間推定1億5千万枚、兵庫県漁業協同組合連合の突々淳参事は「これだけ消費していて100%輸入は珍しい」という。税金のせいでどうしても割高になりがちだが、日本産の良さを認めて他の飲食店と差別化を図ろうという店も増えてきているようだ。これからも消費増が見込める商品なだけに、ピオネイロ(先駆者)の成功を祈りたい。
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1月度の県連代表者会議では、イビラプエラ公園の慰霊碑に設置された賽銭箱に集まった「1717レアル」の喜捨も報告された。賽銭箱を開けるのは年に一度というから、貴重な機会だ。来伯した要人が参拝に訪れると、献花して何がしかを包んだ封筒を県連関係者に渡すが、賽銭まで投げ入れる事例は案外少ないとか。それに〃賽銭文化〃のある日本だと500円までの各種硬貨があるが、当地では1レアルまで。紙幣を投げ入れてもチャリンという音がせず、いまひとつ雰囲気が出ないので有り難味に欠けるような気も…。やっぱり多額の賽銭収入は、これからもあまり期待できない?!
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牛丼店「すき家パライーゾ店」が、近隣地区へ宅配サービスを始めている。試しに昼12時半ごろ本紙から電話で頼んでみたら、「お届けは1時間半後になります」という返事が。配達場所を告げる前の返答だから、店との距離に関係はないはず。とはいえ、「1時間半」と聞いて、結局、注文は諦めた。「ピザ並みの配達ができれば、ぜひ愛用したい」との声も編集部にはあるので、少々残念。もしかして大盛況で人手が足りないのかも?