ジウマ大統領にショックな結果となった7日発表のダッタフォーリャの世論調査だが、同様の調査はジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事、フェルナンド・ハダジサンパウロ市市長に対しても行われた。アウキミン州知事は水危機が響き、昨年10月は48%あった支持率が38%に落ち、不支持も17%から24%にあがった。ハダジ市長は水や電力とは直接は関係ないものの、公約を守れていないなどの理由もあり、22%とただでさえ低かった支持率は20%となり、28%まで下がっていた不支持率は44%まであがった。同市長の場合はジウマ大統領と同じ労働者党(PT)であることも災いしたか。これからどう挽回する?
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また、ダッタフォーリャは大サンパウロ市圏の市民を対象に給水制限に関しての世論調査も行っているが、それによると市民の60%が「給水制限」に賛成で、反対の38%を大きく上回っている。また、「水危機がさらにひどくなった場合、市外への引越しの可能性はあるか」との質問には70%がないと答え、「ある」の27%をこちらも大きく上回った。こういう結果がもっと早く判れば、アウキミン知事の給水制限への踏み切りも早まっていたか。
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7日と8日にサンパウロ市では至る通りでカーニバルのブロッコによるパレードが行われ、賑わいを見せた。特にブロッコの数が特に多い西部のヴィラ・マダレーナやピニェイロスでは、晴天にも恵まれた8日に延べ5万人の市民が通りに繰り出してブロッコ見物を楽しんだという。誰しも、水危機など嫌なニュースの憂さを晴らしたいところか。