ペルナンブコ州のレシフェ市で8日に開催されたサッカーの州選手権のエスポルチ対ナウチコ戦で、ファン達のお母さんを警備員として配備するという新しい喧嘩防止策が導入された。
アレーナ・ペルナンブコをホームとするエスポルチがこの日の警備のために採用したのは、ファン達の母親30人。オジウヴィ・ブラジル社がリクルートした母親達は、同社が派遣した車で会場に到着。アレーナの警備を担当する会社が作ったビデオによる講義を受けた母親達は、オレンジ色のチョッキを身に着け、会場内に散らばった。
初回の8日は会場内でのファン同士の喧嘩や暴力沙汰のすべてを防ぐ事は出来なかったが、母親が目の前にいるのに暴力行為を行う子供はいないはずとの思惑は見事に成功。会場では、屈強な男性が通路に立つ母親に抱きついて挨拶する光景も見られた。
エスポルチは今回の結果に満足し、今後も自分達のホームで行う試合では母親による警備を継続する意向を表明。警備を希望する母親は更に増えるとも見ている。(10日付エスタード紙より)
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