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飲食店員、流れ弾で死亡=警察の銃撃戦に巻き込まれ

 9日未明、サンパウロ市南部カンポ・リンポ区で、軍警と強盗団の銃撃戦の流れ弾が帰宅途中の女性に当たり、死亡する事件が起きたと10日付伯字紙が報じている。
 亡くなったのはマリナウバ・ダ・シウヴァ・ソウザ・オリヴェイラさん(39)で、レストランでウエイトレスとして勤務した後、友人のバイクに相乗りして帰宅する途中だった。弾はオリヴェイラさんの胸を貫通、バイクを運転していた友人もかすり傷を負った。
 軍警はカルロス・ラセルダ大通りのATMが襲撃されたとの通報で出動したが、実際は5人の武装強盗が宝くじ売り場を襲撃し、二つの金庫の扉を破り、中の金を盗み出していた。強盗団は電源を切り、シャッターを破って侵入していた。
 犯人達は軍警が到着したのに気づき、一斉に銃を発射。白いフォード車で逃走したため、警察が追跡、銃撃戦になった。
 オリヴェイラさんが被弾した後も追跡は続き、警察は容疑者を見失ったものの、逃走車が現場から1キロの地点に乗り捨てられているのを発見した。付近を捜索した軍警は武器を持って隠れていた容疑者1人と銃撃戦となり、容疑者は死亡、警官2人が負傷し、病院で手当てを受けた。