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 世界中を旅しながら、現地のルポを書き続ける西牟田靖さん。過去にはベトナムでバイクタクシーに誘拐され、寄ってたかって暴行を受けるという強盗被害も。タリバン支配下のアフガニスタンにも突入し、拘束された武勇伝もあるとか。また〃外地で育った日本人〃に着目し、日露戦争後に日本統治下にあった韓国南部の港町、鎮海育ちの日本人20人以上を取材した著書『《日本國》から来た日本人』なども。そんな西牟田さんの取材新天地に、「明治の日本が見たければブラジル日系社会へ」とも言われる当地はうってつけかも。でも治安には気をつけて。
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 2014年秋の叙勲で旭日小綬章を受章した、元南米相撲連盟会長の赤木政敏さんが8日、地元のサンパウロ市サンミゲル・パウリスタで受章御礼会を行なった。地元文協、相撲連盟、出身の宮崎県人会ら約300人が駆けつけたとか。すべて自己負担で開催し、お祝い金として集まった現金は援協、こどものそのに寄付したとか。いまどき珍しい気前の良さだ。このような見返りを求めない昔かたぎの人柄こそが、栄えある勲章に値するのかも。