サンパウロ市議会は11日午後、市内を走るバスに犬や猫などのペットの持込みを許可する法案を可決した。
ダヴィ・ソアレス市議(社会民主党・PSD)が提出した法案は重量10キロ以下の小動物が対象で、フェルナンド・ハダジ市長(労働者党・PT)の裁可待ちとなる。
同市長はペットをバスに乗せることが実際に可能か否かを確かめるよう担当者に指示したが、平日のバスは超満員という線も多いため、ペットの持ち込みは、裁可されたとしても週末のみに限定される見込みだ。
議会では同日、街路樹を剪定する際、区長が林業の専門家の鑑定書にサインしなくてもよいという法案も採択した。
この法案が裁可されれば、現在は実行までに最大3カ月かかる伐採が、1カ月で実行されるようになると市議達は期待している。民主社会党(PSDB)のリーダー、アンドレア・マタラーゾ市議は「雨が多く、樹木の枝の伸びるのが早いこの時期は特に大切になる、基本的な公共サービスのスピードを上げてくれる」と述べた。
サンパウロ市議会は、地上階や屋上に植物を植えている商業施設や居住施設の土地家屋税(IPTU)を6%まで免除する法案も可決した。
IPTUの減額は雨水の利用設備のある建物(2%)、水を再利用する設備のある建物(2%)、再生可能な資材で立てられた建物(4%)にも付与される予定だ。(12日付エスタード紙より)