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MTが大豆の2期作禁ず=休耕で生産性向上目指す

 マット・グロッソ州の大豆生産農家が、同州の経済発展局や家族農業局などから2期目の大豆の作付けを禁じられ、大豆畑の休耕期間延長も義務付けられたと11日付フォーリャ紙が報じた。
 大豆畑の休耕期間は当初、6月1日から9月30日の4カ月間とされていが、今回の通達では5月1日から9月15日の4カ月半に延長された。
 9月15日以降の作付けを認めるか否かは、10月以降に栽培された大豆の出来などを分析した上で決まるという。
 経済発展局のセネリ・パルド氏によると、休耕期間の延長は連作を繰り返すと生産性が落ちるとの研究結果を踏まえたものだというが、生産農家の組合では休耕期間の延長だけでは望ましい結果は得られないという。
 生産農家の心配の一つは生産者自身による種の確保やその保存だ。休耕期間が長引くと種の保存がより困難になり、余分な経費もかかるという。
 国家配給公社は12日、14/15農年の穀物生産は2億トン超で前農年を3・4%(6・53トン)上回る見込みと発表。大豆は9・8%増の9458万トンで、新記録更新。作付面積は35万9900ヘクタール(0・6%)増の5739万ヘクタールだった。