鳥取県人会の通常収入は25万レを越えている。もちろん支出も相応だが意外と高額だ。和歌山県人会も昨年近い金額が動いたが、日本祭りの売り上げに60周年で母県の助成があったから。
大所帯の北海道、沖縄を除き、普通の県人会なら10~15万レが相場だが、鳥取の収入源とは何か。それはサロン貸し出しを主とするクラブ活動収入だ。半額の約13万レを計上したが、利用者は日系ばかりでない。
ミュージカルや寸劇、ダンスなどでブラジル人団体にも貸しており、総会後の新年会でも余興の舞台に立っていた。リベルダーデでなく、南部サウーデに会館を構えていることが一つの要因か。
現在移転先を探している鹿児島県人会など、今後新たに会館を構える県人会の新居には、財政の〃潤い〃を求め、東洋街離れもアリかもしれない。(祐)